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今の私たちこそ読むべき【ブラック・ジャック】

今週のお題「好きな漫画」

 

こんにちは。うすしおと申します。

今回ははてなぶろぐさんの今週のお題について書きます。

 

手塚治先生のブラック・ジャックについて、紹介させていただきます!

 

 

 

昔から何度も読み返してきましたし、代々受け継いでいきたいと思っている作品で真っ先に思いついたのがこの作品でした。

 

調べてみると発表開始されたのは、今から半世紀近く前のようですが、

未だに色あせず、むしろ現代の私たちにこそ必要なメッセージがこめられている様な気がしています。

 

あらすじや名言などはいろんなサイトで紹介されていると思うので、

この記事では、26歳女性のしがない会社員目線で紹介させていただきます。

  

目次

  1. はじめに
  2. ブラック・ジャックという男
  3. 今の私たちの現状と自己肯定感
  4. 有名な経営者は病弱な人が多い
  5. まとめ

 

はじめに

私とブラック・ジャックの出会いは、小学生のときに放送されていたアニメでした。

  

 当時の私がブラック・ジャックについて抱いていたイメージは、以下のようなものでした。

  • 高額な医療費を請求するが、腕は超一流で不可能はない
  • 一見厳しそうだが、実はとても愛情深い
  • 孤高の存在

 

まるで「スーパーマン」のようなイメージでした。

 

それから少ししてから、父が漫画を全巻買ってきて家においていたので、

それを借りて読んだことを覚えています。

 

原作の中では、最初に抱いていた印象とは少し違う「間黒男(はざまくろお)」(ブラック・ジャックの本名)という人物像が見えてきた気がしました。

 

幼いころは、ストーリーのおもしろさで夢中になって読みましたが、

自分自身が年齢を重ねるとともに、色々考えさせられることが多くなりました。

  

ブラック・ジャックという男

 上記に記載したように、ブラック・ジャックに対するもともとのイメージは、「スーパーマン」のような印象でした。

 

アニメやラノベでいうと、いわゆる主人公最強系のような、そもそも最初から最強という存在(笑)

 

ただ作中で語られるエピソードを読むと、印象は大きく変わりました。

 

むしろすごく「人間くさい」と感じました。

自分の過去や医者という職業を通して、生と死の間で葛藤しながら、

ときにはもがき苦しむ姿見ていると、まったく「スーパーマン」ではありませんでした。

 

必死に、泥臭く、ただただ命を救うことにがむしゃらになっている、そんな普通の人間でした。

むしろ不器用な印象さえ持ちました。

 

彼は、生命というものにとてつもない執着があることが感じられます。

命を救うこともそうですし、人を生かすこと、なによりも自分の命への執着。

 

命を救うことはとてつもない労力が必要ですが、一方で、命が奪われるのはほんの一瞬だったりする。

 

皮肉なことに最も生を感じるのは、死を間近に感じたときです。

人は失って初めて、大切さに気づく。

 

今の私たちの現状と自己肯定感

SNSの普及など、現在の傾向として「自己肯定感」の低さがたびたび取り上げられるのを見受けられます。

2019年6月18日に内閣府が公表した、令和元年(2019年)版「子ども・若者白書」のデータを抜粋して現状を確認してみます。

  • 私は、自分自身に満足している
    そう思う:10.4%、どちらかというとそう思う:34.7%
  • 自分には長所があると感じている
    そう思う:16.3%、どちらかというとそう思う:45.9%
  • 自分は役に立たないと強く感じる
    そう思う:17.7%、どちらかというとそう思う:34.0%

確かに・・・ 

 

なぜ自己肯定感が低いのか?

色々理由はあると思いますが、ここで理由としてあげるのは「あたりまえ」になっているからだと感じています。

今の時代の日本は、とても恵まれていると思います。

他国などと比較しても、恵まれた国だと思います。

 

生きていることがあたりまえになりすぎで、生きている実感を持たずに生きている人が多いのかもしれません。

 

生きている実感を持っている人には、パワフルな人が多いと思います。

 

有名な経営者は病弱な人が多い

成果だけ見るとパワフルがゆえに健康だろうと想像してしまいますが、有名な経営者の中には病弱といわれている方もいらっしゃいます。

 

 

すごいメンバーですね・・・笑

 

経営の神様とも言われる松下幸之助さんの名言で、こんなものがあります。

貧乏で学歴もなく、体も弱かった。だから成功した

 

病弱だったからこそ、健康や生きていることのありがたみを知っていて「あたりまえ」だと思っていなかったのだと思います。

 

自分の命に価値を感じられない人は、「死」をもっと意識するのはひとつの手段かもしれません。

寿命があること、人はいつか死ぬことは、みんなが知識として知ってはいますが、本当に限りあるものとして腑に落ちているかは別の話だと思います。

 

限りある時間(命)を何に使うのか、1回きりの人生で何を成し遂げ、何を残すのか。

改めて考えさせられます。

 

まとめ

ブラック・ジャックは、生と死について深く考えさせられる作品です。

生きていることはあたりまえのことでは決してなくて、本当にかけがえの無いものだと思います。

作品を通して生と死を感じることで、より命の大切さを実感します。

 

あなたは自分の命(時間)を何に使いますか?